ロンドンで一度は経験しておきたいアフタヌーンティーの筆頭として、必ず名前が挙がるのがメイフェアのクラリッジズ(Claridge's)です。
名門すぎて「雰囲気はどのくらいフォーマル?」「いくらかかる?」「予約は何ヶ月前?」と、行く前に気になることが一気に増えるんですよね。
この記事では、料金・予約・ドレスコードの正解と、現地で戸惑わないための実用的なコツを体験ベースで整理します。
料金・予約・服装の3点だけ押さえれば、あとは現地で迷わず楽しめますよ。
クラリッジズのアフタヌーンティーが特別な理由
クラリッジズのアフタヌーンティーが「ロンドンで一度は」と言われるのは、ホテルそのものの格と、サーブのスタイルが他と違うからです。
ザ・リッツやサヴォイと並ぶ名門でありながら、会場の空気感もメニューの出し方も少しだけ独特なんですよね。
まずは背景にある歴史と、他ホテルとの違いを押さえておきます。
1856年開業、メイフェアに佇む英国のアイコン
クラリッジズは1856年にメイフェアで開業した老舗ホテルで、2026年時点で170年近い歴史を持ちます。
英王室と縁が深く、国賓の受け入れやエリザベス女王の結婚式関連のゲスト宿泊先に使われてきた逸話が多いホテルです。
日本の皇室がロンドンを訪れる際の定宿としても知られていて、格式という点ではロンドンでも最上位クラスに位置づけられます(Claridge's公式情報)。
立地はメイフェアの中心部で、ボンド・ストリート駅から歩いてすぐ。
ショッピング帰りや観劇前後に立ち寄りやすい場所にあるのも、長く愛されてきた理由のひとつです。
会場はFoyer & Reading Room
アフタヌーンティーの会場は、ホテル1階にあるFoyer & Reading Roomです。
ロビーから続くこの空間は、アールデコ様式のシャンデリアと淡い色調のインテリアでまとめられています。
ピアノの生演奏が入る時間帯もあり、音と光と香りで「別の時間が流れている」感覚になるんです。
同じロンドンでもクラリッジズは派手さで攻めるタイプではなく、落ち着いた気品で勝負してくる会場です。
ほかの名門ホテルの雰囲気が気になる人は、高級ホテルのアメニティで損しない|ブランド別の特徴と楽しみ方【2026年版】で各ブランドの世界観を比較しておくと、イメージが立体的になります。
3段トレイではなく一皿ずつサーブされるスタイル
クラリッジズで一番特徴的なのが、伝統的な3段スタンドを使わず、一皿ずつコース仕立てで運ばれるスタイルです。
最初にサンドイッチ類、続いて焼きたてのスコーン、最後にケーキ・ペストリーが出てきます。
スコーンは焼きたてを狙って別タイミングで出すため、外はサクッと中はふわっとした状態で食べられるんです。
おかわりの仕組みも特徴的で、サンドイッチとスコーンは声をかければ追加で出してもらえます。
「全部いっぺんに積み上がっていると、スコーンが冷めちゃって残念」という声が多いアフタヌーンティーの弱点を、この仕組みできれいに潰してくるわけです。
このセクションのまとめ
クラリッジズは170年近い歴史と、一皿ずつ温度とタイミングを守って出すコース仕立てのアフタヌーンティーが魅力。落ち着いた気品で選ぶタイプの名門です。
料金とメニュー構成|2026年前後の実勢
クラリッジズのアフタヌーンティーは「いくらかかるか」が最初の関門になります。
通常版・シャンパーニュ付き・Festive(祝祭)版で料金と内容が結構変わるので、順に整理します。
通常・シャンパーニュ付き・Festive版の料金帯
2025年〜2026年初頭の公開情報を見る限り、通常のトラディショナル アフタヌーンティーは1人£90〜£100前後が目安です。
シャンパーニュを合わせるプランはさらに£20〜£30程度上乗せされ、グランシエクルのような上級キュベを指名するとさらに高くなります。
11月中旬から1月上旬にかけてのFestive期間は通常版が出ず、シーズナル仕様のFestive Afternoon Tea(シャンパーニュ込み)に一本化されます。
家族3人でFestive版だと、体験者の報告ではおよそ6万円という規模感でした(2024年冬の事例)。
為替と物価改定で上下するため、最新の金額は必ず公式ページで確認してから予算を組んでください。
ほかのロンドン名門と比べてどうなのかは、ザ リッツ ロンドンのアフタヌーンティーは至高。
その豪華なホテルの魅力も紹介。
と見比べるとだいたいの相対感がつかめます。
サンドイッチ・スコーン・ケーキの実際の内容
サンドイッチはキュウリ、スモークサーモン、エッグマヨ(トリュフ香のもの)、ハム、チキン(Festive期はターキーに置き換わり)などが定番です。
パンの種類が1種ずつ違っていて、一皿でサンドイッチの食べ比べができるのが地味に嬉しいポイントなんです。
スコーンはプレーンとフルーツの2種類で、クラリッジズブランドのクロテッドクリームと季節のジャムが添えられます。
正直、このクロテッドクリームの濃厚さだけでも一度食べに行く価値があると感じる人は多いです。
最後のケーキ・ペストリーはコース料理のデザートに近い位置付けで、エクレア、ムース、チョコレートケーキ、モンブランなど4種類前後が小ぶりなサイズで出てきます。
サンドイッチとスコーンでかなりお腹が膨れるので、ケーキは箱に詰めて持ち帰る人も多いです。
おかわりと持ち帰り(テイクアウェイ)の仕組み
サンドイッチとスコーンは追加料金なしでおかわりができます。
ただし、黙っていると出てこないので「May I have some more, please?」と声をかける必要があります。
遠慮して黙っていると、そのまま次の皿に進んでしまうので要注意です。
残ったケーキやスコーンは専用のテイクアウェイボックスに詰めてくれます。
会計時にオリジナル缶(クッキーやティーなど時期で内容が変わる)をプレゼントしてくれることもあり、このあたりは名門らしいもてなし。
このセクションのまとめ
目安は通常版で1人£90〜£100前後。サンドイッチとスコーンはおかわり可、残ったケーキはテイクアウェイできるので、量で損する心配はほぼありません。
予約方法とベストなタイミング

クラリッジズのアフタヌーンティーは、当日ふらっと入れるタイプの店ではありません。
ここでは公式サイトからの予約手順と、現実的にいつ押さえるべきかを整理します。
公式サイトから予約する手順
予約の入口はクラリッジズ公式サイトの「Afternoon Tea」ページです。
「MAKE A RESERVATION」から希望の日付・時間・人数を選ぶと、空いている時間枠が表示されます。
カード情報の登録が必要で、決済は前払いもしくは当日精算が選べるケースがあります。
予約完了メールにキャンセル規定と備考欄の内容が記載されるので、出発直前まで保管しておくと安心です。
日本の旅行代理店経由や外部予約サイト経由だと希望枠が少ないことがあるため、公式直の方がトータルで取りやすいです。
何ヶ月前に押さえるべきか
クラリッジズのアフタヌーンティーは、2〜3ヶ月前には動くのが現実的です。
体験談ベースでは、9月時点ですでに11月の週末枠はほぼ満席という声もあります。
特に土日の13:00〜15:00のゴールデン帯と、Festive期間(11月中旬〜1月上旬)は争奪戦になりやすいです。
どうしてもピンポイントの日程で行きたいなら、3ヶ月前に空きを押さえるつもりでカレンダーに仕込んでおくのが安全です。
ちなみに同じロンドンで他の選択肢も並行で見ておきたいなら、The Savoyのアフタヌーンティーで高級感溢れるティータイムを楽しもうも候補に入れておくと、比較しながら決めやすくなります。
グルテンフリー・アレルギー対応の頼み方
グルテンフリーやヴィーガン、アレルギー対応は、オンライン予約フォームの備考欄(Special Requests)に英語で記入するのが基本です。
例えば「1 guest requires a gluten-free menu」のように、人数と内容を具体的に書いておくと当日スムーズです。
当日サンドイッチやスコーンが代替メニューに差し替わる形になり、内容は通常版に見劣りしないよう組まれていることが多いです。
心配な場合は予約完了後にホテル側へメールで再確認すると、対応漏れを防げます。
このセクションのまとめ
予約は公式サイト直、2〜3ヶ月前がリアルライン。アレルギー対応は備考欄+メール確認で詰めておくと当日迷いません。
ドレスコードとマナーの正解
検索で「クラリッジズ ドレスコード」と調べる人が多いのは、他ホテルより基準があいまいに感じるからなんですよね。
結論、クラリッジズのアフタヌーンティーはジャケット着用を義務化するほど厳しくはない一方、カジュアル過ぎると浮きます。
スマートカジュアル〜カジュアルエレガンスの中身
公式サイトで示されている基準は「スマートカジュアル〜カジュアルエレガンス」の範囲です。
男性はジャケット+襟付きシャツ+きれいめパンツ+革靴またはローファーなら、まず間違いありません。
女性はワンピース、ブラウス+スカート、きれいめのパンツスタイルにパンプスという組み合わせが無難です。
ネクタイ着用までは求められませんが、ポロシャツ1枚よりはジャケットを羽織った方が会場に馴染みます。
同じロンドンでもザ・リッツはより厳格で、ネクタイ着用が基本です。
比較対象としてThe Ritz Londonのドレスコード選びで失敗しないためのガイドを読んでおくと、クラリッジズの緩さと厳しさの線引きが見えやすくなります。
NGになりやすい服装の具体例
避けたいのは、スポーツウェア・ダメージジーンズ・スニーカー・ショートパンツ・ビーチサンダルといった完全にカジュアル寄りのアイテムです。
Tシャツ1枚だけの姿も浮くので、シャツやブラウスを1枚挟むだけで一気に整います。
「観光の途中でそのまま行けるか?」で迷ったら、カーディガンかジャケットを1枚鞄に入れておくのが現実解です。
子連れの場合、子どもに関してはそこまで厳格に見られませんが、保護者側がドレスコードに寄せていると印象が良いです。
当日の立ち居振る舞い
入店時はレセプションで予約名と人数を伝えると、席まで案内してもらえます。
サンドイッチ→スコーン→ケーキの順で出てくるので、食べる順番に迷う必要はありません。
スコーンは横にナイフで割ってから、クロテッドクリームとジャムを少しずつのせて食べるのが英国流です。
紅茶を注ぐときはソーサーを持ち上げず、カップだけを口元へ運ぶのが基本動作。
写真撮影は周囲の客に配慮すれば基本OKで、フラッシュは避けるのが無難です。
このセクションのまとめ
ドレスコードは「スマートカジュアル以上、ジャケットかワンピース級なら安心」。ジーンズ・スニーカー・スポーツウェアだけ避ければ基本的に問題になりません。
行く前に知っておきたい実用Tips
ここからは、現地で「え、そうなんだ」となりがちな小さなルールを先にまとめておきます。
どれも知っていると体験の満足度が一段上がる、地味に重要なポイントです。
紅茶を楽しむための伝え方(茶葉チェンジの合図)
クラリッジズでは20種類以上の茶葉がラインナップされていて、最初にどれにするか選ぶ仕組みです。
ダージリンやアールグレイのような定番はもちろん、クラリッジズオリジナルブレンドや日本茶もあります。
注意したいのは、「変えて」と言わないとコースが終わるまで同じ紅茶が出続けることなんです。
スコーンに合わせて濃いめの紅茶に替える、ケーキで軽めのフレーバーに戻す、と切り替えるのが楽しみ方のコツです。
スタッフには「Could I try another tea with the scones?」のように、タイミングを添えて伝えるとスマートに変えてもらえます。
Festive(祝祭)シーズン限定版の注意点
11月中旬〜1月上旬は通常版が予約ページから消え、Festive Afternoon Teaに切り替わります。
シャンパーニュ込みで料金が自動的に上がり、サンドイッチのチキンがターキーになったり、クリスマスプディングが追加されたりといった内容変更が入ります。
イギリスの伝統菓子が好きかどうかで満足度が大きく分かれるポイントなので、Festive版はテーマとして楽しめる人向けと割り切るのが正解です。
通常のトラディショナルを味わいたいなら、2月〜11月上旬の時期を狙うのが無難です。
お土産とテイクアウェイの賢い使い方
ケーキやスコーンは持ち帰り可能で、当日食べきれなくてもまったく問題ありません。
クラリッジズオリジナルのクロテッドクリームや紅茶は、ホテル1階のショップや公式オンラインストアで購入できます。
スコーンに合わせた濃厚なクロテッドクリームは日本ではほぼ手に入らないレベルで、好きな人はまとめ買いしていくくらい。
「その日を再現できるお土産」を選ぶと、帰国後も旅の余韻が一段と長持ちします。
ロンドンのアフタヌーンティーをハシゴしたい人はThe Lanesboroughの極上スコーンとアフタヌーンティーを全力で楽しむ。
宿泊する際のメリットも紹介もあわせて覗いてみてください。
名門ホテルでの「地味にありがたい」サービスを知っておきたい人は高級ホテルで嬉しいサービス9選|感動エピソードと頼み方のコツも参考になります。
このセクションのまとめ
紅茶は自分から「変えて」と言う、Festive期は割増と内容変更あり、クロテッドクリームは持ち帰り前提で。この3つを押さえておくと体験の満足度がぐっと上がります。
まとめ
クラリッジズのアフタヌーンティーは、1856年から続く名門のDNAを、一皿ずつサーブするコース仕立ての形で味わえる場所です。
料金は1人£90〜£100前後、予約は2〜3ヶ月前、服装はスマートカジュアル以上を押さえておけば、大きな失敗は起きません。
あとはサンドイッチとスコーンのおかわり、紅茶の入れ替え、テイクアウェイまで全部使い切って、名門の時間を贅沢に味わってください。
よくある質問
Q1. クラリッジズのアフタヌーンティーはいくらですか?
2025年〜2026年初頭の公開情報では、通常のトラディショナル アフタヌーンティーで1人£90〜£100前後が目安です。
シャンパーニュ付きでさらに£20〜£30程度、Festive期はシーズナル版に固定されて割高になります。
Q2. ドレスコードはどのくらい厳しいですか?
「スマートカジュアル〜カジュアルエレガンス」が基準で、ジャケットやワンピースレベルなら安全です。
スニーカー、ダメージジーンズ、ショートパンツ、スポーツウェアは避けましょう。
Q3. 予約は何ヶ月前にすればいいですか?
週末や観光シーズンを狙うなら2〜3ヶ月前に公式サイトで押さえるのが現実的です。
Festive期間や土日午後のゴールデン帯は埋まるのが早いので、日程固定なら早めの確保を推奨します。
Q4. グルテンフリーやアレルギー対応は可能ですか?
オンライン予約フォームの備考欄に具体的に記入しておくと、当日サンドイッチやスコーンが代替メニューに差し替えられます。
心配な場合はホテル側へメールで再確認しておくと、対応漏れを防げます。
Q5. 子連れでも楽しめますか?
会場の雰囲気的に小学生以上が落ち着いて過ごせる年齢感で、乳幼児連れはベビーカー動線も含めてやや難易度が高いです。
子どもに関してはドレスコードが緩めに見られることが多いですが、保護者側はスマートカジュアルで合わせておくと浮きません。
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